「双面中国人」 中国社会のおかしな現状と二面性に悩む中国の歌

中国のサイトを眺めていたら面白い歌が話題になっていたのでちょっとだけ日本語訳を書いてみます。
「双面中国人」

春节期间燃放烟花爆竹
加剧了全国各城市的pm2.5指数上升
北京和上海等大城市
春節期間は花火と爆竹が鳴り響き
全国各都市のpm2.5指数上昇が激化
北京や上海などの大都市では・・・

当我刚来这个城市的时候
朋友说 北京虽然大 但样样都挤
我说 没事儿 挤挤就上去啦
私がこの都市に来たばかりのとき
友達は言っていた「北京は大きいけど、色々と窮屈だよ」
僕は「大したことじゃないよ　上京するのは窮屈なもんだ」と答えた
往里走啊你
可是等我上去之后就受不了被人挤
「もっと詰めてよ！」
だけど、僕は上京後の人ごみに耐えられなかった
我是左脚被人踩着右脚还得往里劈
我感觉到强烈的来自前后的压力
我回头 挤成片儿了都 下趟呗您
左足を踏まれながら右足も押し込まれる
前後からの強烈なプレッシャー
僕は振り返り「これ以上入ってくるな！次のを待ってろ！」
汽车开动 走走停停
交通就像得了便秘一样
自動車が走る　行ったり来たり
交通はまるで便秘のようだ
每个礼拜总有七天
不是在等车就是困车里
7日間のどの曜日も
車を待ってたり、車に閉じ込められているばかり
可不咋地 要不您坐飞机去啊
可不知怎么地 人人都想再添一辆“爱驹”
不管是比亚迪 还是那个很牛B的法拉利
どうすりゃいいの　そうじゃなきゃ飛行機で飛ばないといけない
どうしたらいいんだ　だれも彼もが“マイカー”を手に入れようとする
BYDだけじゃなくて、めちゃ凄いフェラーリまで
兄弟 帮个忙呗 我这摇号都八次了
哎呦喂 谢谢您
お兄さん　ちょっといいですか　このナンバープレート全部頂戴
あぁぁ、ありがとうございます
旁边的大妈 看满车的人都抱怨不平
大妈说 谁叫你们外地人非要来北京
近くにいたおばさん　満員の車でみんな不平を抱いているみたいで
おばさんは言う「よそものは北京にこなくていいのよ」
我说我们年富力强 潇洒倜傥
多亏我们外地人 才提高生活质量
いえいえ、僕らは若くて精力旺盛　おしゃれでスマートなんです
だからこそ僕ら外地人は生活の質を向上させることができた
但不知道从哪儿传来一阵邪气
是农民工的脚气
我胸口一阵怒气
左勾拳飞去
怎么 打人呢
だけどどこからか漂ってくるひどい臭気
それは農民労働者の足の臭い
突然怒りが沸いてきて
左フックを放つ
「ど、どうして殴るんだよ」
啊呀咿呀咿呀咿呀咿呦
总在埋怨别人 却看不到自己
带 上双面面具 只顾自己得意
アイヤーイヤーイヤーイヤー
他人を憎むときはいつも　自分自身が見えていない
双面のお面を身につけ　ただ自分に都合のいいほうだけを見ている
你以为这世道 跟你没关系
到头来 影响的还是自己
是自己 是自己 是…
是自己啊 亲
あなたはそんなこと　自分には関係が無いと思ってる
いつの日か　その影響は自分自身にも
自分自身に、自分自身に　自分自身に
自分自身にね　みなさん
有位 游客走来，说让我帮他拍张照片 留念
说来了这么多天还神马都没有 看见
我就咔嚓一声
顿时发现，还真的就是雾霾一片
说是迟 那时快 游行的队伍浩浩荡荡走到我的前面
眼尖的大哥 他指着我手中的相机大声喊
日本货！
阿 不是 阿尔法 法国货
大哥十分热情拉我一同游行
还说等结束以后请我吃日本料理
我说 这多不好意思啊
谁说要掏钱啊 买单的时候就说
钓鱼岛是中国的
我…我有急事儿 咱下次吧
您好 可以接受一下我们的采访么
我？咳咳…好吧
您对911事件有什么看法
很高兴啊 美国人老欺负人
能跟他们叫板的 绝对是英雄
那您对未来有什么憧憬呢
我… 我想去美国定居…
被骂作人格分裂 我真的很伤心
我接受的是正统教育 万恶的资本主义
生活只有继续 斗争永不停息
但教育我们的人 早tm去美国了
去美国 美国 美国待着去了
喂？妈
傻孩子 别想那些没用的 公务员考试报名了没啊
哎 一岗位报名都一万多人了 没戏
每天都痛斥官场腐败 却梦想着升官发财
鄙视社会送礼 却苦于攀不到关系
究竟在怨社会不公平 还是没占到便宜
唉 再给你们唱一次
总在埋怨别人 却看不到自己
带上双面面具 只顾自己得意
你以为这世道 跟你没关系
到头来 影响的还是自己
是自己 是自己 是…
还是自己
年复一年 该不该改变自己？
地方から北京に上京してきた中国人が、現代中国社会のおかしさとその社会に馴染むために自分のなかに生まれる二面性に悩む歌のようです。
辞書に載ってない北方方言が含まれているみたいで色々難しい・・・。
時間がなくて訳しきれなかったのですが、後半はこんな感じ

「日本製品を排除しろ！　もう蒼井そらは見ないぞ！」
怖い反日活動家に目をつけられないように、その気もないのに話を合わせてみたり
（しかもその反日活動家もお金のために反日していたり）

人前ではアメリカを批判しつつも、本当はアメリカに定住してみたかったり

資本主義を批判する教育を推進している偉い人たちも、みんなアメリカに行っちゃったり
そんな感じの歌になっています。