とっても可愛いハンガリーアニメ 「A kockásfülű nyúl(耳がチェック柄のうさぎ)」が最高です

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もはや中国アニメともドイツアニメとも関係が無くなっていますが、ハンガリーのとっても可愛いアニメ「A kockásfülű nyúl(耳がチェック柄のうさぎ)」が素晴らしすぎたため何か書かないわけにはいかないので何か書いておきます。



先日ドイツに行っていたときに購入したハンガリーアニメ「Mikrobi(ミクロビ)」を観てからハンガリーのアニメに興味が出て、色々とハンガリーアニメを調べていて気になった作品です。Mikrobiがドイツで売っていたので、この「A kockásfülű nyúl(耳がチェック柄のうさぎ)」のDVDもどこかに売ってないかなぁと近所のDVDショップをしらみつぶしに探し回ったのですが、どうもドイツでは一般的には流通していないようでガッカリしながら帰国。
このまま手に入らないのかなぁと思っていたところ、なんと米アマゾンで取り扱っている業者が見つかったので早速購入。
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そして遂に届きました。やったー
色々調べてみると、どうもこのアニメはマレーク・ベロニカさんという世界的に有名なハンガリーの絵本作家の同名絵本作品を原作とし、1974年~1976年にかけて制作されたアニメのようです。
そして今なお高い人気のある作品なのだとか。
これは早速観るしかない!
▼とりあえず主な登場キャラクター
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「kockásfülű nyúl」(読みはコツカーシュフリュ・ニュール?)
「kockás(コツカーシュ)=チェック柄」 「fülű(フリュ)=耳」 「nyúl(ニュール)=うさぎ」という意味のようです。
そのままですが耳がチェック柄です。愛称としては「コツカ」でいいのかな?
いつも望遠鏡で子供たちの様子を見守っていて、困っている子供たちを助けてくれる素敵なうさぎなのですが、そのあたりは原作者のマレーク・ベロニカさんのサイトに書かれているのでそちらを読んで頂いたほうがいいと思います。
マレーク・ベロニカさんのサイト 「耳がチェック柄のうさぎ」より

このお話はある古いスーツケースの中に住んでいます。そのスーツケースはというと ある物置きの中にあって、その物置きはというと ある高層ビルのてっぺんにあって、すずめも飛んでこれないような所にあります。
スーツケースが開いて、お話が、つまりは耳がチェック柄のうさぎが飛び出します。
望遠鏡をのぞいて、街で友達たちが何をしているのかを見ます。もちろん、こどもたちには
いつも何かハプニングが起きるものです。そこで、うさぎは耳をヘリコプターのプロペラのようにして空を飛んで友達たちを助けに行きます。

主にこの「コツカ」と4人の子供たちでお話が進行していきます。
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赤いワンピースの女の子が「Kriszta」(読みはクリスタかな?)
活発で気が強い女の子で、負けず嫌いな感じ。
たまに悲しくなって泣いてしまうこともあるけど、人前では涙を見せないようにしているようです。
右の小さい男の子は「Kistöfi」(読みはケストフィー?)
まだ幼いのでよく泣きます。ちょっとしたことで泣きます。わんわん泣きます。
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左の赤毛の男の子は「Menyus」(メニューシュ?)
体を動かすのは苦手なようで、芸術的なものや知的な趣味を好むようです。
あまり出番は多くない。
右の大きな男の子は「Mozdony」(モズドーニ?)
力が強いサッカー少年。
乱暴者でいつもみんなを困らせます。
そんなわけで、毎回「コツカ」が困っている子供たち(Mozdonyを除く)の手助けをするといった感じで話が進行するのですが・・・いやぁ、これは本当に素敵な作品です。ここまでハマってしまうとは想像していませんでした。
私の文章力では全体的なことを上手くは書けないので、個人的に素敵だと感じるポイントを幾つか書いておきます。
●素敵なポイント1:「kockásfülű nyúl」が可愛いくて素晴らしい
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イラストだけ見ていても可愛いキャラクターですが、これが動くと反則的な可愛さです。
悶えます。リアルに悶えます。
こんな可愛いキャラクターの存在を今まで知らなかったなんて・・・。
●素敵なポイント2:アニメーションが不思議と楽しくて素晴らしい
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良く分からないのですが何故かKrisztaが歩いたり飛び跳ねたりしているだけで楽しくなってしまいます。
特にアニメーションが凄く滑らかなわけではなくても、何か人物の動きに魅力を感じてしまうんですよねぇ。
素敵です。
●素敵なポイント3:セリフが無くて素晴らしい
まぁこれは言葉が分からない外国人としての素晴らしさなのですが、セリフが無くてもジェスチャーなどで意図が分かるようにつくられているので、どこの国の人でも楽しめる最高に素晴らしい作品となっています。
ちなみに原作の絵本には普通にセリフが入っているようなのですが、やはりアニメ化にあたっては何かそういった国際的な配慮があったということなんですかねぇ。何にしても素晴らしい。
●素敵なポイント4:優しくて楽しい音楽が素晴らしい
この作品はBGMの音楽もまたいいんですよねぇ。セリフが無いこともあってか、感情をBGMで表現するような作りになっていて、登場人物の感情や状況に合わせて曲調がよく変わります。この音楽またどれも心地よくて、音楽だけ聴いていても楽しくなってしまうんですよね。素敵です。
●素敵なポイント5:問題解決のプロセスが素晴らしい
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とても可愛くて空を飛べたりする「コツカ」ですが、それ以外に特別な能力があるわけではないので、毎回何か特殊な力で一発お悩み解決なんて流れにはならないようです。
割と素朴な発見とひらめきで、子供たちと一緒に悩みながら地道に問題解決に向けてトライ&エラーを繰り返す感じ。
困ったことがあったときにはどのように考えて、どのように行動すれば切り抜ける道筋が開けるのかということを教えてくれているようで、大変素晴らしい内容となっています。
●素敵なポイント6:お別れの投げキッスが素晴らしい
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もうメロメロです。
エピソードによって「チュッ!」の音声が入ったり入らなかったりですが、何か違いがあるのだろうか。
●素敵なポイント7:エンディングの一人遊びが素晴らしい
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エピソードのラストでは毎回その日の出来事を踏まえたコツカの幸せそうな一人遊びで幕が閉じられるのですが、これがまためっちゃくちゃ可愛いくて、毎回この一人遊びを見届けるのが楽しみになってしまいます。メロメロです。
この時の軽快なエンディングテーマ曲が幸せな気持ちで終わらせてくれるのですが、たまにこのテーマ曲にアレンジがかかることがあってそれがまた凄くいいんですよね。
見終った後に毎回こんな幸せな気持ちにさせてくれるアニメは初めてのような気がします。本当に。
最高ですこの作品。
そんなわけで、「A kockásfülű nyúl(耳がチェック柄のうさぎ)」は完全に私にとって宝物です。
いやぁ、ドイツでハンガリーアニメ(mikrobi)に出会えて本当によかった。
▼DVDはこちらの米Amazon.comで購入したのですが、どうも現在は取り扱いを中止しているようです・・・

A Kockasfulu Nyul 1 / 13 Episodes / Region 2 PAL DVD / Hungarian Edition
A Kockasfulu Nyul 1 / 13 Episodes / Region 2 PAL DVD / Hungarian Edition
A Kockasfulu Nyul 2 / 13 Episodes / Region 2 PAL DVD / Hungarian Edition
A Kockasfulu Nyul 2 / 13 Episodes / Region 2 PAL DVD / Hungarian Edition
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