中国式の暴力と美 あの問題作「大護法之黒花生」の上映日決定で中国アニメ界に激震走る

2年程前にクラウドファンディングで制作資金を募っていた中国アニメ「THE BLACK PEANUT(黒花生)」
テレビ放送はおろかWEB配信すら危ういのでは思っていたような、中国アニメとしては大変暴力的な作品なのですが、なんと劇場公開日が発表されて中国アニメ界に激震が走っています。「大护法之黑花生」

▼劇場公開予告映像

 

 

 

 

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▼告知画像
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来自:weibo @电影大护法

 

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突然切り落とされた腕が降ってくる系アニメ
ストーリーはあまり把握していないのですが、行方不明の王子(上の画像のおっさん)を探している少年が不可思議な村に迷い込むといった感じだと思います。

 

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この作品は以前のPVでも首がポンポンコロコロとよく飛んでいくポンコロアニメのイメージが強いです。
なぜ上映できるのか・・・。

 

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思いっきり銃殺処刑の描写なんかもあります

 

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そして何も隠すことなく「暴力」が謳い文句になっています
一応中国の映画はテレビアニメと同様に政府機関による事前審査制度(いわゆる検閲)になっているはずですが、なぜこれが上映できるのか中国のネット界隈でも「これが審査通ったの!?」「本当に許可されたのか?」と驚かれているようです。
そりゃそうだよ

 

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一応PG-13指定されており、13歳未満の視聴は非推奨的な扱いとしているようですが、そもそも中国映画にそんなレーティング制度なかったような・・・。
期待していた作品ではあるので、視聴できる日を楽しみにしたいと思います。

 

 

 

 

 

(おまけ)
ちなみに「大护法之黑花生」は以前に一度限定上映会は行われていました。
このときは一部限定だから大丈夫なだけだと思っていたのですが・・・。


とにかく突き進んでいき、存在しなかった道を切り開いていく今の中国アニメ

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2 件のコメント

  • 大力金刚が何故許されるのか?という事と同じで
    「そういうキャラデザだから」ではないでしょうか?
    キモい3Dモデルがいくらお下劣な事しても全然エロくないのと同じで
    キモい花生人がいくら殺されても、どう見ても人間では無いのでOKなのかも知れません
    逆に、どちらとも妖怪名単のキャラデザで作られていたら絶対に許されていないと思います

  • たまにしかコメントチェックしてなくてすみません
    デフォルメキャラなのもあるのかもしれませんが、妖怪名単のお色気表現も本来中国政府機関が公表していた基準から考えればNGなので、なんだか最近は中国アニメ産業の発展に合わせて大目に見ているところがあるように感じます。

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