台湾UTAU・夏語遥の公式テーマソング「源自夏的聲音(源自夏的声音)」 歌詞と日本語訳

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台湾のUTAUバーチャルシンガー・夏語遙(シアユーヤオ)の公式テーマソング「源自夏的聲音」。
テーマソングらしく、歌詞にはかなり夏語遙の開発コンセプトが盛り込まれているようです。




歌名:源自夏的聲音
作詞作曲:Lee Ting Chou
調教:Lee Ting Chou
PV:Yan-K、Kadid
人設:izumi
源自夏的聲音 正傾訴著耳語
彼此間心連心 再次遙傳千里
夏を源とする声が 心の底からまっすぐ囁きかける
互いの心と心を もう一度、遥か千里の彼方へ

就要在此綻放 你的光彩是如此鮮明
都將化作真實的餘音
今ここであなたの色鮮やかな光彩が花開き
真実の余韻へと変わっていく

落入陷阱旋律 跳出瘋狂定律
找尋平衡間隙 接受真實自己
転げ落ちた旋律 外れて狂った定律
均等な間隔を探して 真実の自分を受け入れる

你我互相碰觸的聲音 多麼盡致淋漓
這就是我們之間唯一的聯繫
互いに触れ合うあなたと私の声 どれだけ満ちていくだろう
それこそが私たちを繋ぐ唯一のリンク

會發現 也會看見
是什麼引領我們向前
気付ける そして見えるよ
私たちを前へと導いてくれるものが

再沒有人 能阻止 來自心中
最真實的語言
心の奥底から湧き上がる真実の言葉を
阻む人なんてもうどこにもいない

雀躍間 不停穿越
腐朽千年音化作新樂
嬉しさでジャンプしてる間に 朽ちた千年の音を突き抜け
新たな音楽へと生まれ変わる

雋永音符 在心裡面從地平線
打開了全世界
美しい音符たちが 心の中の地平線から
世界中へと解き放たれた

都面對現實改變
到最後 都抗拒 不合理的妥協
変化した現実を目の当たりにして
最後には不合理な妥協なんてみんな捨て去る

遇見你才發現 只有你能夠理解
映於內心中的直覺 迴盪在心裡面
あなたに出会ってやっと気付いた ただあなたの理解さえあればいい
心に映し出された直感が 心の中でこだまする

源自夏的聲音 正傾訴著耳語
彼此間心連心 再次遙傳千里
夏を源とする声が 心の底からまっすぐ囁きかける
互いの心と心を もう一度、遥か千里の彼方へ

就要在此綻放 你的光彩是如此鮮明
都將化作真實的餘音
今ここであなたの色鮮やかな光彩が花開き
真実の余韻へと変わっていく

就讓我再一次 依靠在你懷裡
緊我你的手心 再創下個世紀
どうかもう一度 あなたを頼らせてください
しっかりと手を握り合い 再び新たな時代を作っていく

封藏在回憶的情緒 觸動最真摯的漣漪
這就是我們之間最美的結局
記憶の奥にしまい込んだ感情が 心のこもった小さな波を揺り動かす
それこそが私たちのハッピーエンディング

【終】
歌いだしのこの2行で既に分かるとおり、この歌はまさに夏語遙のテーマを歌ったもののようですね。

源自的聲音 正傾訴著耳
彼此間心連心 再次傳千里

そうなると全体的な歌詞の内容も色々と気になってしまうのですが、
まず少し違和感を覚えるのがこの頻出語「(再び、もう一度)」。
あとはもう一つの頻出語「真實(真実)」。
そして極めつけは「不合理的妥協(不合理な妥協)」
つまりは「不合理な妥協で上手くいかず諦めていた人も、あなたにとっての真実の言葉でもう一度チャレンジしてみて!」というメッセージが盛り込まれた歌詞のようです。
もっと具体的に言うなら、自分達の言語と異なるボーカロイド(初音ミクにしろ洛天依にしろ)で無理するよりも、多くの台湾人にとっての母語(台湾華語)で歌わせることが出来る私たちの夏語遙でやってみようよ、といった感じ。
いやぁ、そうなってくるとやっぱり気になるのは夏語遙の「」の意味なんですよね。
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公式の説明では「夏(夏天)のように人々に活力を与えられる声であるように」とあるのですが、
どうもこのテーマソングにはそういった意味合いが盛り込まれているようには思えません。
タイトルにも「源自夏的聲音」と入っているほどに核心的に重要なキーワードの「」なのですが、そもそも歌い出しにもなっている「源自夏的聲音(夏をルーツとした声)」というのは、「夏のような声」というにはちょっと仰々しい表現のような気がします。「夏のような声」だったら「如夏天的聲音」とかになるんじゃないでしょうか。
そして直後に続く「正傾訴著耳語」の「傾訴(思いのままに、ストレートに)」というのも、全体の歌詞を理解した後で考えると、夏をルーツとしているからこそ言語的な壁が無く直接理解できる言葉という解釈のほうがしっくりくる感じ。
つまり、「源自夏的聲音」の「」というのは季節としての夏(夏天)ではなく、台湾の言語(台湾華語)のルーツとなる夏(華夏、中夏)じゃないのかなとボンヤリ考えてしまうんですよね。
歌詞のメッセージは明らかに「言語的な制約からの解放」であり、タイトルのフォーカスは「夏」なわけですし。
まぁ実際どうなのかは私には知る由もありませんが・・・。

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