初音ミクが中国の魔法少女アニメ「小花仙」に登場するとのことでちょっと見てみました。
これは色々と意外かも。
▼動画は公式サイトから視聴することが出来ます
アニメ「小花仙」公式動画配信サイト
「小花仙」の第33話
「小花仙」の第34話
相変わらず可愛いタイトルイラスト。
今回のタイトルは「期待的新生!」ということで、タイトルからして初音ミクっぽい感じ。
鉢植え花の大会があるとのことで、準備をする夏安安(シャアアンアン)・千韩(チェンハン)・卢西奥(ルシオ)の三人。
ここで卢西奥くんがお得意の花にまつわる伝説の話を持ち出す。
その花は「緑牡丹」で、その伝説によると異世界からやってくる彼女は「期待の新生」という花言葉を持つ花の国の精霊仙女なのだとか。
そして早速初音ミクが!
思いのほか早い登場ですね。
なんだかはりきってます。
初音ミクは異世界の旅をしているようで、輝きを放つ若葉に惹かれて夏安安たちの世界に迷い込んでしまうようです。
夏安安「精霊王、早く正体を現しなさい」
千韩「あなたの歌はとても美しいけれど、夜中に見えないところから歌声が聞こえてくるとみんな怖がっちゃうわ」
夏安安たちの街では、最近夜になるとどこからともなく美しい歌声が聞こえるようになってしまう。
花の精霊の仕業だと思って調査していた夏安安は遂にその声の主を見つけるのですが、あっさりと逃げられてしまう。
そこにたまたま流れ星が見えたので願い事をする二人。
「女は面倒くさいなぁ」なんて悪態づく库库鲁(ククル)を容赦無いグーパンチで殴る夏安安。音がエグイ(笑
空から流れるように現れ、とある家の茂みに消えていく初音ミク。
どうもさっき夏安安たちが見た流れ星の正体は初音ミクだったようですね。
てっきり追い詰めていた夜な夜な歌う花精霊の正体が初音ミクかと思ってしまいましたが、どうやらそうではないようです。
鉢植え花の大会のため、鉢に植えられた若葉を育てる男の子「小池(シャオチー)」
この男の子はどうも耳が良くないらしく、普段あまり元気がないようです。
小池は自分と同じように元気の無い若葉を選んで、一緒に頑張って成長していこうねと若葉に音楽を聞かせてあげる。
どうも初音ミクはこの元気のない若葉に宿っていたようで、小池の弾くピアノのメロディーで目覚める初音ミク。
花柄にアレンジされた衣装に満足のご様子です。
夏安安が探していた歌を歌う精霊王の歌声に惹かれて、初音ミクと精霊王が顔を合わせる。
夏安安は初音ミクも精霊王だと勘違いしているみたい。
精霊王は初音ミクに興味があるようで、一緒に手を取り合って飛び去り、自己紹介をする精霊王ですが・・・
「こんにちは、私は未来よ」
なんとこの精霊王も未来(ウェイライ)という名前のようです。
「あ、同じ名前だ」と伝えたい初音ミクですが、どうも言葉が喋れないようです。
なんとか身振り手振りのジェスチャーで名前を伝えようとする初音ミク。
それにしてもこの精霊王、これだけのヒントですんなり一発で当てるとは凄いぞ。
どんだけお察し能力が高いんだ。
精霊王の未来「あなた歌手なの?私も歌が好きで、女神様には花仙国で一番歌が上手いって言われてるのよ」
そんな精霊王の未来は小池の曲が大のお気に入り。
小池は自分が作った曲をいつか誰かに歌ってもらいたいと願っているため、
精霊王の未来は小池の歌を歌ってあげようとしますが、どうも上手くは歌えないみたい。
精霊王の未来「きっとあなたなら、私よりもっと上手く歌える。あなたの歌声が聴きたい。」
精霊王の未来は初音ミクに歌ってもらえるように、ミクの声を取り戻そうとしてくれるようです。
その頃、夏安安たちは今回の精霊王が美人蕉(カンナ)の精霊であることを突き止める。
※美人蕉(カンナ)の花言葉には「堅実な未来」という意味があるようです。
未来「私は未来。彼女は私の友達の初音ミク。」
未来「彼女の声を取り戻してくれたら、私はあなたを認めて盟約を結んであげるわ」
未来「彼女は歌手だから、歌声は彼女にとって一番大切なものなの」
精霊王は初音ミクの歌声を取り戻すために、花仙の夏安安にお願いしにきたようです。
夏安安「美人蕉の能力は歌うことだから、あなたの力を使えば歌声を取り戻せるんじゃないかな」
精霊王はミクのためにこの提案を受け入れ、まず先に夏安安と盟約を結び、その力で歌声を取り戻そうとするようです。
初音ミクは夏安安から受け取った精霊王「未来」の力で再び歌が歌えるようになり、小池の作った歌を歌い始める。
歌声は初音ミクではないようですが、これなかなかいい曲ですね。素敵です
夏安安と千韩にお礼のキス
库库鲁はそのまま爆発しろ!
小池は初音ミクの歌声が耳に届いたことで聴力が回復し、育てていた花も美しく咲いて、未来への希望を抱くことが出来たようです。
そんなわけで今回も大変いいお話でした。
正直初音ミクは少ししか出てこないのかと思っていましたが、
全編ずっと初音ミクメインで話が進んでちょっとびっくり。
今回はいつもよりもクオリティが高く、初音ミクも可愛くつくられて愛と気合が込められているように感じます。
いいんじゃないでしょうか。
(色々と衝撃的なおまけ)
▼こちらは今回の初音ミク衣装のデザイン画のようです
来自:weibo @Dorris之雨
小花仙のキャラデザをされているDorrisさんのイラストがとっても素敵なのですが、微博でちょっと気になるコメントとともに紹介されていました。
↓↓↓
「当初は4種類の衣装を考案しましたが、日本の初音企業は最終的にこの中国風の衣装を選びました」
日本初音公司というのは・・・やはりクリプトンのことですよね。
クリプトンと正式に共同で制作していたということなのか・・・。
他にも小花仙の制作スタッフの微博でも、
「これは正式な権利を受けて制作されているもので、エンディングの最後にはクリプトンの名前が表記されています」
▼そして今回のエンディングクレジット
確かにクリプトンフューチャーメディアを表す「克理普敦未来媒体」の名前がクレジットされてる!
※克理普敦は(kè lǐ pǔ dūn/クリプトゥン)と読みます。媒体はメディアという意味
・・・なんと、予想に反して公認だったのか!
なんだか色々と凄いぞ小花仙。意外過ぎる。
(ケ○ちゃんチェック的なおまけその2)
画面上部にゲームと連動の視聴者クイズが出ていますが、選択肢が「栗山未来」とか「日比野未来」だったりで、スタッフのクオリティの高さを感じずにはいられません(笑
(おまけその3)
▼今回初音ミクの歌として歌われていた曲のフルバージョンが公開されていました
tencent movie 初音未来乱入小花仙
(追記のおまけその4)
▼Dorrisさんがデザインした4種類の初音ミク衣装も公開されていたので紹介しておきます
来自:weibo @Dorris之雨
(2014/04/15 追記のおまけその5)
少し前のスタッフ微博を辿っていたら興味深いものがあったので紹介しておきます。
来自:weibo @小F先生
どうもクリプトンから小花仙のスタッフのもとに届いた年賀状みたい。
上海淘米は小花仙を制作している企業で、宛名の邓凯文さんはエンディングにもクレジットされている制作スタッフの方ですね。
こりゃスゴイ。
しがらみの多い日本国内じゃ出来ない。
スポンサーから文句が来そう。
クリプトンの英断 なのか 制作側の努力?
違う作品同士のクロスオーバーは米のではあります。映画になったアベンジャーズがそうです。
違う会社同士でもマーベルvsDCとかアマルガムコミックスで日本語版が
違う国のでは見たことがないです。
中国アニメの場合、あまりにも著作権に反している作品があり。日本での放送は不可能そうですが。こういう形でだったら出来そうです
制作側は初音ミクのイメージを崩さないように努力しているように感じますね。
日本だとファンの反響が大き過ぎてなかなか難しいといったところもあるのかもしれませんね。
スペインでINFINITYというミニチュアを使ったゲームがあるのですが
このゲームのキャラクターが初音ミクみたい(髪型とか)でスペインでも人気なんだなと。(「スペインの血を引く」という紹介があったらしいです。ボーカロイドの基礎を作った人がスペイン人だから、と)
なんか、いい話ですね~