中国の劇場版アニメ「大護法」の不思凡監督が原作を手掛けた今年最後の劇場版アニメ「妙先生」。
予告映像が公開されているのでちょっとメモ書き。
▼劇場版「妙先生」予告映像
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▼告知画像
来自:weibo @电影妙先生
「大圣归来」「大鱼海棠」「大护法」そして今年のメガヒット作「哪吒之魔童降世」と、中国アニメ映画に革命を起こし続けてきた彩条屋による今年最後の劇場版アニメ。
ちょっと分かり難いですが、「大護法」の姉妹片とアピールされています。
大護法の映像を初めて見たときから妙先生と雰囲気が似た作品とは感じていましたが、正式に関連作品ということになったんですね。
彼岸花に魅了されて堕落した人々が住む村に足を踏み入れる主人公「丁果」
どうも金色に輝く彼岸花には人々の願いを叶える力があるらしい。
そして金色の彼岸花は善人の命と引き換えに咲く花。
欲望にかられた亡者たちの願いを叶えるために善人が殺されていくという、彼岸花の存在によって狂ってしまった理不尽な世界。
この「殺好人,救壊人(善人を殺し、悪人を救う)」というのがこの作品の重要なテーマの一つのようです。
この不条理に立ち向かう丁果
ちなみにこの「丁果」はWEBアニメ版とは少し顔つきが異なっています。
てっきり最初は劇場版向けのキャラデザ変更なのかと思いましたが、どうも舞台はWEBアニメ版の数年後で丁果の年齢が異なっているみたい。
▼妙先生制作年表
来自:weibo @电影妙先生
5年前に公開されたWEBアニメ版の丁果は13歳、劇場版では18歳となっているらしい。
劇場版は2015年から制作が始まっていたんですね。
▼3年ほど前に公開されていた妙先生映像
妙先生は以前から色々と試験的な映像が公開されていましたが、これが劇場版としての本命映像だったのか
妙先生はたぶん大護法ほど過激な表現は無いんじゃないかと思いますが、一応大護法と同じく13歳未満の視聴は非推奨作品となっていますね。
上映は12月31日からで、現在は全国の大学などを巡ってプロモーション活動を行っているようです。
また日本でも見られる日を楽しみにしておきます。
(おまけ)
覆面赤装束の人物は女の子・・・?
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