2006年に製作された中国3Dアニメ「精灵世纪(jīnglíng shìjì/ジンリンシージ)」。
どこの中国サイトを見てもこの名前が出ると多くの人が「中国の良心的名作だった」と感じるようです。
本編を見たことがないので正しいかどうかわかりませんが、ストーリーはこんな感じのようです。
出典:百度百科
人類を守護するための「生命の源となる宝石」は精霊国によって守られていた。
ある日邪悪な暗黒精霊たちが世界を支配するためにこの宝石を狙って精霊国に侵攻し、攻め落とす。
しかし宝石を所持していた精霊国の小さな王子・卡卡(kǎ kǎ/カカ)はなんとか逃げ延び人間界へと向かう。
人間界にたどり着いた卡卡は、精霊の少女・诺娅(nuò yà/ヌオヤ)に守られながら暗黒精霊たちの追手を振り払い、人間と共に暮らす玩具と文房具の生命体と出会う。
卡卡は世界を救うために協力を求めるが、玩具と文房具たちは自分達の使命は主人の学習のために使ってもらうことこそにあるのだと言って譲らない。
だが、卡卡との出会いにより徐々に世界が危機に瀕していることの重大さに気づき始め、世界を救うことの責任の大きさと、親愛な主人に使用してもらうという基本的な使命の間で葛藤する。
躊躇している猶予がないことはわかってはいるけれど・・・。
上の画像の黄色い子が精霊国の王子・卡卡で、胸のペンダントがどうも「生命の源となる宝石」らしい。
文房具たちは普段はペンなどの形をしていますが変形して人型になれます。あとなんだかよく分かりませんがキャラクターごとに防御力や戦闘力が数値化されてるみたい。大体1~5くらいで、愛心指数なんてのも。
どうもグッズ販売やキャラクター版権での収益をかなり意識しているようですね。
出典:comic.chinaren.com
映像の出来はかなり良い感じです。
それもそのはずで、製作予算は約20億円で中国3Dアニメの威信をかけたような作品だそうです。
映像自体は最近の中国3Dアニメのほうが綺麗かもしれませんが、キャラクターの表情や動き・ストーリーを総合的に考えると実は「精灵世纪」を越えるテレビシリーズ作品はまだないのかも。
本編を見たことがないので番宣ムービーと中国アニメファンの反応からの印象ですけどね。
個人的にはこの诺娅が気になるなぁ。
構えからしてなんか可愛い(笑
戦闘力は大体みんな1~5だけど、诺娅だけ何故か飛びぬけて6。最強
性格は偏屈頑固・冷静沈着・勇猛果敢だそうです。
王子を守ってるけど、ちょっと王子には不満を感じているらしい。
あと精霊は指が四本っぽい。
出典:百度百科
出典:百度百科
右のキャラが文具国の姫・露娜(lù nà/ルナ)。可愛らしいペンに変形します。
残念ながら诺娅の可愛さを前にしてはただの引き立て役に違いないな。
そして、この作品の思い出をより深くしているのはなんといってもこのエンディングテーマ曲「霞光」のようです。
土豆 精灵世纪 片尾曲 霞光
とても美しい歌です。
中国アニメの名曲といえば一番にこの歌が出てくるほどの人気ですが、それも納得してしまいます。
本編も見てみたいけどDVDとか出てないのかなぁ・・・。
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