ビリビリ動画が中国ボカロ「洛天依」の権利会社に追加出資を行い筆頭株主に

ビリビリ動画が「洛天依」「楽正綾」などのVsinger系中国ボカロの権利会社の株式を追加取得して筆頭株主になったようです。

▼ビリビリ動画が中国ボカロ権利会社の株式を取得したことを報じる記事
奥飞香港4733万元将所持“洛天依”母公司股权出售给B站

 

そもそも「洛天依」の現在の権利会社ってどこなの?と思われる方も多いかと思います。
これについては以前に少し書きましたが、現在は香港泽立仕(Zenith)という企業が権利を持っているんですよね。

▼過去関連会社

中国のボーカロイド・洛天依 「洛天依V4」のパッケージイラスト公開と、権利関係のお話

ビープラッツ株式会社→上海禾念(Vocanese)→香港泽立仕(Zenith)と権利が渡っていった感じ。

ビリビリ動画も以前から約19.4%のZenith株を保有していたようですが、今回、奥飛娯楽が持っていた約10.6%の株式を取得することで30%を超える株式を保有することになり、ビリビリ動画が「洛天依」権利会社の筆頭株主となるとのことです。

ビリビリ動画といえば洛天依などの中国ボカロ作品投稿のメインプラットフォームであり、Bilibili Macro Linkなどのビリビリ動画イベントにもVsingerボカロが出演していたりと以前から関係は深いのですのが、ビリビリ動画は今後更に中国ボカロのIP活用を進めて収益化につなげていくつもりだろうと言われているみたいです。

▼Bilibili Macro Link 2017でのバーチャルキャラクターイベント

 

そんなわけで、今年開催されたBilibili Macro Link 2018 北京でも洛天依などのVsinger系ボーカロイドはかなりのボリュームで出演していますが、他のバーチャルキャラクターが登場していないのはやはりそういった関連もあるということなんでしょうか。
それはそれで寂しい気もしますが、また洛天依の今後の活躍には期待出来そうですね。

▼Bilibili Macro Link 2018 北京

 

あと、香港泽立仕(Zenith)の主要株主一覧を見て気付く方もいるかと思いますが、「洛天依」の権利会社である香港泽立仕の第三位の大株主として「亀島則充」さんという日本人名が並んでいますよね。
実はこれ、前の記事で書こうかどうか迷いつつも関連性がはっきり分からなかったので書くのは止めておいたのですが、今回ビリビリ動画が香港泽立仕に出資する際に香港泽立仕の法定代表人として亀島則充さんの名前が出てきています。
法定代表人というのは中国企業における代表取締役なので、つまり亀島則充さんは「洛天依」の権利会社の社長という立場だった訳なんですね。なるほど~

そして、そもそも亀島則充さんが何者なのかというと、この人は実はもともと中国ボカロ「言和」をVocaloid Chinaと共同で開発していたMercury Shanghaiの総経理(取締役員)だった方なんですよね。

▼2013年のVocaloid ChinaとMercuryの発表会の様子

 

画像左は元VocaloidChinaの任力社長。

洛天依の権利は任力社長がVocanese(元VocaloidChina)を離れる際に香港泽立仕に譲渡されているようですが、その譲渡先企業の社長はMercuryの関係者。いやぁ、なかなか複雑な事情を感じる流れですね。
紆余曲折ありまくった洛天依ですが、ビリビリ動画は洛天依を大事に発展させてくれるとは思うのでまた期待しておきましょう。

▼過去関連記事

Vocaloid China活動終了の経緯と、今後の中国ボカロ展開について 【洛天依・言和】

中国ボカロを展開する上海禾念(Vocanese)に関する告発が問題に・・・ 【洛天依・言和】

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