ビリビリ動画製アニメ発表会「MADE BY BILIBILI」で発表された話題のカール・マルクス生誕200周年記念アニメ「领风者」。
いよいよWEB配信が開始となりました。
ちゃんとマルクス生誕200周年作品と宣言されています。
配信前は地域制限がかかるかなと思っていましたが、日本からでも視聴できるようですね。
「現代における最も偉大な思想家が思想を止めた」
しょっぱなからマルクスの葬儀で始まっています。
これはつまり、マルクスの晩年までをしっかり描く作品であることの前振りってことですよね。
▼とりあえず簡単に登場人物紹介
※ちなみにちゃに丸はマルクスのことは全く知らないのでほぼ作品からのイメージ紹介ですよ
カール・マルクス(青年期)
共産主義における偉大な思想家で本作品の主人公。
一般的な晩年の写真からだと偏屈なイメージがありますが、この作品では割とおちゃめなところもある好奇心旺盛な青年として描かれています。
ジョジョっぽいと言われていますが、確かにちょっとジョジョっぽい雰囲気。
イェニー
マルクスの恋人。名前にフォンが入る人は高貴な家系だと大学の先生が言っていたような気がするので、たぶん貴族です。
貴族でありながら何故か平民のマルクスと幼馴染。何故かは知りません。
ちなみに私がどれくらいマルクスのことを知らないかというと、Jenny von Westphalenというドイツ人名を見て「あ、マルクスってドイツ人なんだ!」と初めて気付くくらいに知りませんでした(笑)
フリードリヒ・エンゲルス(晩年期)
マルクスの盟友。詳しいことは詳しい人に聞いてください。
フェルディナンド
イェニーのお兄ちゃん。イェニーは貴族同士で結婚するべきとお兄ちゃんは考えていて、何かとマルクスとイェニーの仲を邪魔してくる。
ハインリヒ・マルクス
パパマルクス。息子のことは気にかけており、より学業に励むことが出来る大学への転校を勧めているようです。
職業は弁護士らしい。
幼少期のマルクスとイェニーが大変可愛い。
とりあえずマルクスとイェニーが幼馴染なのは史実なの?と思って調べてみたら、確かにwikiなどにも幼馴染だったと書いてあるみたいですね。
ふむふむ
意外と結構おちゃめな振る舞いをする青年マルクス。
一般的に暴君と言われているっぽいマルクスですがどうなんでしょうか・・・。私には分かりかねます
本編のエンディング映像は前回公開されていたエンディング映像とは異なっていますね。
これはいいなぁ。
そして・・・・・・
ガッツリ国策アニメ!
中国共産党傘下のマルクス主義理論研究所といった研究機関や党の宣伝部が監修しているようです。
ふむふむ、なかなかに清々しいまでの真っ赤なアニメですね。
今後どんな展開になるのか期待しておきましょう。
>名前にフォンが入る人は高貴な家系
>貴族でありながら何故か平民のマルクスと幼馴染。何故かは知りません。
貴族ですが、彼女の御祖父さんが軍人としての功績から男爵になったそうで(映画「ワルキューレ」のフォン・シュタウフェンベルク大佐はかなりの名門貴族で、息子さんは西ドイツ軍で少将。第一次大戦辺りまでドイツとかオーストリアとかは軍人が貴族になる事はあったようです)領地とかは無かったようです。
ヨハンナ・ベルタ・ユリー・イェニー・フォン・ヴェストファーレン(Johanna Bertha Julie Jenny von Westphalen、1814年2月12日 – 1881年12月2日)
カール・ハインリヒ・マルクス(ドイツ語: Karl Heinrich Marx, 1818年5月5日 – 1883年3月14日)
つまり姉さん女房だった
>イェニーのお兄ちゃん。イェニーは貴族同士で結婚するべきとお兄ちゃんは考えていて、何かとマルクスとイェニーの仲を邪魔してくる。
フェルディナント・オットー・ヴィルヘルム・ヘニング・フォン・ヴェストファーレン。後のプロイセン内務大臣
イェニー(ジェニー)については娘たちの名前で分かります
長女ジェニー・カロリーナ(1844年-1883年)
次女ジェニー・ラウラ(1845年-1911年)
三女ジェニー・エヴェリン・フランセス(1851年-1852年)
四女ジェニー・エリノア(1855年-1898年)
予想を裏切らない最後の画像(笑)何で内蒙古なのか気になりますが。
しかしマルクス本人は死んだ後のドイツが東西で分断されるなんて。一方が共産国歌だぁら皮肉でうね
>フェルディナント
>イェニーのお兄ちゃん。イェニーは貴族同士で結婚するべきとお兄ちゃんは考えていて、何かとマルクスとイェニーの仲を邪魔してくる。
公私ともにフェルディナントとは対立していくはずです。
直接何かしたわけではないのですが、マルクスが大学教授になれなかったのは。この義兄がやった政策のせいだったりします。
>第一次大戦辺りまでドイツとかオーストリアとかは軍人が貴族になる事はあったようです
日本でも日清・日露とかで功績のあった軍人が貴族になっていました。高窓円の小説『政略結婚』を読むと良いでしょう。
>パパマルクス。息子のことは気にかけており、より学業に励むことが出来る大学への転校を勧めているようです。
1835年10月にボン大学に入学、「酔っぱらって狼藉を働いた」「決闘をした」ボン大学に馴染めなかったのか?
1836年10月にベルリン大学に転校した
>貴族でありながら何故か平民のマルクスと幼馴染。何故かは知りません。
イェニーはマルクスより4歳年上で姉ゾフィーの友人
貴族の娘とユダヤ人弁護士の息子では身分違いであり、イェニーも家族から反対されることを心配してマルクスとの婚約を1年ほど隠していた。しかし彼女の父ルートヴィヒは自由主義的保守派の貴族であり(「カジノクラブ」にも加入していた)、貴族的偏見を持たない人だったため、婚約を許してくれた[
>貴族でありながら何故か平民のマルクスと幼馴染。何故かは知りません。
>イェニーはマルクスより4歳年上で姉ゾフィーの友人
やっぱり
ゾフィー「カールを連れて行くから、外出していいでしょ」「お願いイェニー。彼氏とデートしたいから。カールを預かってくれない?」ってのが有ったのだろう