ビリビリ動画によるWEBアニメ「汉化日记」第2話。
これやっぱりギャグセンスが光っていて面白い
冒頭のスポンサードリンクCMアニメも毎回違うんですね。凝ってる
冒頭は天机星の絵日記風あらすじ。
天机星は神々の命を受け、無知なる地魁星(猫)をお供に人間界の凡人(苏莫婷)をガイドとし、人間界を勇敢に調査するという、極めて天机星視点の日記。
神妖界から送り込まれた無数の漢たち。
苏莫婷はこの漢たちに人間界の日常を伝える役を押し付けられているのですが、鬱陶しいのでなんと全員中古屋に売ってしまったらしい。
部屋の備品を勝手に売ってはいけませんよ・・・
地魁星「你胆子很嘛(いい度胸だな)」
苏莫婷「谢谢」 地魁星「不客气」
苏莫婷「ありがとう」 地魁星「べつに」
苏莫婷「Thanks」 地魁星「You are welcome」
傍若無人な苏莫婷に一言言ってやろうな雰囲気の地魁星ですが、中国語・日本語・英語で同じ内容の言葉を交わしていくという謎のやりとり。
英語の字幕が付いてるのが更にシュールである
地魁星「但愿老死花酒间,不愿鞠躬车马前」
ここの意味がよく分からなかったのですが、これは 「桃花庵歌」という漢詩の一節らしく、「ただ願はくは老いて花と酒の間に死せん、車馬の前に鞠窮するを願はず。」という意味だそうです。
「花と酒の間」というのは楽しく暮らしていける場所ということかと思います。
「車馬の前に鞠窮する」というのは難しいのですが、恐らく誰かに仕えて汗水働くという意味。
つまりかっこよく詠まれてはいますが、ぶっちゃけて言えば「我想玩,不想工作(遊んでたい、仕事したくない)」ことなんですね。ただのニート宣言(笑)
意味が分かると面白い。
天机星「我本将心向明月,奈何明月照沟渠」
天机星の答えも詩の一節のようで、「私の心は明月に向いているのに、なぜ明月は用水路を照らすのか」という気持ちのすれ違いを表現した詩だそうです。
天机星にとっては「呸!骗子!(クソ!このペテン師!)」を表現しているらしい。
天机星「俺は知ってるぞ、現代の人間というのはスマホを非常に大切に扱っていることを」
天机星「それはつまりスマホの奴隷ということ、つまり俺はお前のご主人様だ!」
苏莫婷「く、確かにあれ高かったんだよな・・・」
無茶苦茶な論法ですが、一理あってツッコみたくてもツッコめない苏莫婷さん(笑)
苏莫婷のスマホという身分を人質として、俗人の娯楽を満喫する神仙たち。
苏莫婷「私はただ普通のスマホが欲しいだけなのに」
天机星「何言ってんだ、俺の力によってお前のスマホは強大な力を得て壊れることすらないんだぜ」
苏莫婷「壊れないの?」
うっかり口を滑らせてしまい、フルボッコにされる天机星の流れがクッソ面白い(笑)
現代人の正しい日常生活を学んだところで今回は終わり。
「汉化日记」は日本人が楽しむ分には若干の知識が必要な気もしますが、意味が分かるとめちゃめちゃ笑える作品ですね。
これは今後も期待です。
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