反薬物をテーマとした中国のファミリー向けアニメ映画「牡丹伝奇」がガチ過ぎる

だいぶ前から制作中だった中国アニメ映画「牡丹传奇」。
ようやく完成が近づいているようで久しぶりに話題を見かけたのですが、これ想像していたのとだいぶ違ったテーマの作品だったんですね・・・。

▼トレイラー映像?

 

 

 

 

▼初期のビジュアル

この「牡丹传奇」というアニメ映画はもう10年近く前から制作中となっている作品。
以前は「牡丹」というタイトルだったのですが、いつの間にか「牡丹传奇」というタイトルに変更されていたようです。

 


来自:http://www.ideahn.com/chanye/cartoon/4127.html

2013年にニューヨークのタイムズスクエアで映像が流れたというニュースで少し話題になったきりで、その後あまり話を聞かなかったのでてっきりポシャったのかと思っていましたが、どうも昨年大々的な発表会が行われて先日も外国向けの版権許諾の調印式なども開催されていたようです。

 

▼昨年の発表会の様子

来自:http://www.sohu.com/a/231778861_587690

▼版権許諾調印式の記事
3D动画电影《牡丹传奇》国际版权授权签约仪式在上海举行

そしてこの発表会の記事を読んでいて驚いたのですが、この作品のテーマが「禁毒(反薬物)」であると紹介されているんですよね。
そ、そうなの?

どうも邪悪なケシの魔王に牡丹の姫が立ち向かうという物語のようなのですが、まあそうは言っても抽象的な表現で魔王の悪事でも描くのかと思いきや・・・

ガチじゃん!!

それまんまだし。
ファミリー向け映画でこの絵面を見せつけるというのはなかなか衝撃的です。

やはりアヘンで痛い目を見た中国は、子供の頃から極めて正しい薬物教育をしていこうという方針なのかもしれません。

▼ヒロインのプリンセス

ナレーション「この物語は、家族愛、友情、そして愛情・・・」
ヒロイン「ちょっと、私まだ12歳よ」

なかなか可愛くていいんじゃないかと思います。

 

▼煙に憑りつかれた男

やっぱ凄いよこの映画
公開がちょっと楽しみになってきました。

スポンサーリンク

3 件のコメント

  • >やはりアヘンで痛い目を見た中国は、子供の頃から極めて正しい薬物教育をしていこうという方針なのかもしれません
    まず阿片戦争の後、国中にアヘン窟だらけにされてしまったのですから。徹底した反薬物政策になっています。

    日本で放送された中国のドキュメントで、武警(人民武装警察)が麻薬密売組織を相手に取り締まるモノが有りました。
    武装した彼らに公安(警察)では苦戦し、武警(人民武装警察)が出動。武装した捜査員が徹底した取り締まり、麻薬を押収。本拠地には人民解放軍に出動を要請し、壊滅させるまでやっていました。

    中国の公安(警察)・武警(人民武装警察)・人民解放軍の映画・ドラマは麻薬密売組織と戦う物が多いそうです。

  • うーん。
    ディズニーや日本の文化の影響を感じて、好かん。
    こういう映像美というか文化ってもの感じさせる分野では、ガッツリ不動の中華であって欲しい。
    外国に迎合するなよ。
    これ、本当に中国人が良いと思って作ったんか?
    ウケ狙いにしか見えん。

  • >ガチじゃん!!
    >それまんまだし。
    >ファミリー向け映画でこの絵面を見せつけるというのはなかなか衝撃的です。
    中華人民共和国の建国時でアヘンが国中に(1930年代の日本人を含む外国人にスラ常習者がいたそうだし)
    その後もインドシナの黄金の三角地帯からアヘンが来るのですから

    なので、中国での麻薬密輸犯は死刑だったり居ます

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.