中国初本格的萌えアニメ?の「甜心格格(tiánxīn gége/ティエンシンガーガ)」
2011年製作で、制作会社は方块动漫画文化发展有限公司です。
タイトル「甜心格格」の格格(ガーガ)はプリンセスの意味です。
公主(ゴンチュウ)もプリンセスですが、格格は特に清代の皇女に対して使われるみたい。
「甜」は「甘い」なので、つまりは「甜心格格」は「スイートハートプリンセス」という意味のようです。
日本人が文字だけ見てもさっぱりですが、意味的にはとても可愛いタイトルなんですよね。
ちなみに清代と書いては見ましたが、歴史に大変疎い私はいつのどんな時代なのかはさっぱり知りません。まあ中国の歴史ドラマなんかではよく舞台になってるみたいです。服装が華やかで男は辮髪なイメージ。
甜心格格はオープニングやエンディングも可愛くて楽しい。
明るくて少しやんちゃな皇女「甜丝丝(tián sīsī/ティエン・スースー)」と仲間達の生活を描いた作品です。
中国アニメの中ではかなり高品質な作りだと思いますが、日本のアニメと見比べるとデフォルメがキツ過ぎたりと違和感を感じる部分は多々あるかと思います。
まあ慣れれば大体気にはなりません。
エンディングなんかで使用されている静止画イラストはかなり素敵。
いつも思うことですが、中国アニメもサントラCDとか出して欲しいなぁ。
ところで日本のアニメといえばほとんどが甜心格格と同じようなデジタルセルアニメですが、中国のアニメは3DCGアニメやFlashアニメが主流で、デジタルセルアニメの作品はごく僅かしかありません。「甜心格格」はそういった意味でも中国アニメの中では毛色の違った珍しい作品のように感じます。
3DCGアニメ | Flashアニメ | デジセルアニメ |
感覚的には”3DCGアニメ:Flashアニメ:デジセルアニメ”の作品数比率は”5:4:1”くらいな感じ。
中国で3DCGやFlashアニメがここまで多いのは政府の国産アニメ助成金制度によるものなのではないかと思います。そろそろアニメ助成金制度も量から質へシフトしそうな雰囲気なので今後は変化があるかも。
「甜心格格」は下記の動画配信サイトで視聴できます。
CNTVの「甜心格格」配信サイト
そういえばやんちゃな姫様といえば日本にもいました、あんみつ姫。こっちもタイトルが甘そう(笑
今見ても楽しめる素晴らしい作品ですね。
突然のコメント申し訳ございません。
久しぶりに甜心格格で検索したらこのブログが出てきたのでコメントさせていただきます。
甜心格格、全話見ましたが近年の中国アニメの中では良作に当たるかと思います。女の子キャラがとても魅力的だと感じます。
また脚本も全編通して、題材や起承転結がしっかりとしており、作画も若干不安定な部分もありますが、全体的にはいい感じでした。今後の中国アニメの発展が期待できる一作だと思いました。
現在、2期やっているようです。
もしよろしければ、中国アニメの魁拔というアニメも取り上げていただけたらと思います。
甜心格格は本当に良く出来ていて楽しい作品ですよね。
甜心格格も含めて魅力ある中国アニメを知り、“日本で一般的に言われている中国アニメ”だけではないのだということに気付いてからは、中国アニメの発展が楽しみになってしまいました。
中国アニメ情報を扱う日本のサイトも少ないようなので、まぁ自分でやるしかないんだなぁと思って最近こんなブログをやっている次第です。
魁拔については最近劇場版第二部の話を見かけたので少しだけ触れてみました。まだ視聴していない作品なので、機会があれば見たいと思っています。
魁抜2「魁拔之大战元泱界」 中国の劇場版アニメ 第二部の公開日発表
http://chinanime.blog.fc2.com/blog-entry-146.html
中国の最後の王朝、清代は20世紀まで続きました。
ドラマになった『坂の上の雲』で、日露戦争が主ですが。
日清戦争の場面で、帝国陸軍がいるところへ清の軍勢がゆっくりと攻めてくるのは怖かったです。
意外なんですが清代は漢人ではなく、女真族とか満州族と呼ばれる人々の王朝です。よそから来て征服して、支配しているわけです。
こういうアニメは日本で受け入れられますが、外国のアニメですからね。
かなり話数もあるし、NHKのBSアニメ(米のアイアンマン、韓国のも放送しています)ならとは思いますが。この綺麗な歌声をそのまま放送できないでしょう
日本は自国のアニメが強すぎて外国のアニメがなかなか入ってこない(話題になりづらい)ところがありますね。
少し寂しい感じがします。