中国のちょっぴり危ない薄い本「流氓王」「勇者伝説」を買ってみた 【超有病】

12月7日は中国のイケナイ人気WEB漫画「超有病」の作者・孙渣さんの誕生日らしいので、折角なので先日購入した孙渣さんの同人誌を紹介しておきます。「流氓王」「勇者传说」

af02.jpg
薄い
「流氓王」は20ページ、「勇者传说」は56ページ。

▼まずは勇者伝説
legend.jpg
知らない人が買ったら微妙に表紙詐欺だと感じるであろうことは疑いようがありません
勇者伝説は中国の人気WEBコミック「超有病」の中でシリーズ化されていた作品で、この薄い本版では再編集、加筆、修正の再修正などが行われているようです。

▼超有病はこちらのオンラインコミックサイト「微漫画」で読むことが出来ます。
新浪微漫画 「超有病」連載ページ

af03.jpg
そんな勇者伝説はしょっぱなからこんな感じで始まるエログロにまみれた勇者様のお話。
エロ子て(笑

af04.jpgaf05.jpg
世代を超えた魔族と勇者一族の余りにも壮絶すぎる戦い描いた漫画です。
※健全でありたいブログなので画像はとっても縮小しておきます
ちなみにラストはエデン17のロミもびっくりなことに。
中国の厳しい漫画表現規制とは一体なんだったのだろうか・・・。

▼「勇者传说」はタオバオで通販されています。
タオバオ 【孙渣】《勇者传说》

▼こちらは「流氓王」。「流氓王」とは「ならず者たちの王」といった意味のようです。
raf06.jpg
「流氓王」は中国のネットサービスを擬人化したキャラクターたちの四コマ漫画で、こちらも微漫画で掲載していた単発漫画と、それを基にした新作漫画が収録されているようです。
表紙の下のほうには「私のユーザーの財産は全てそこに置いてきた!」などと、ワンチースな感じの煽り文句が書かれています。

ちなみに表紙のペンギン娘と、ペンギンがロゴマークの中国ネットサービス界の覇者・腾讯(Tencent)との関連性は私には分かりかねます。
tencent_penguin.png

af06.jpg
裏表紙からして危険な感じなのでちゃんと届くか不安でしたが、一応届きました。

af07.jpg
こちらは「超有病」を掲載している微漫画や、中国版ツイッターの微博を運営している「新浪」を擬人化した新浪娘。

af08.jpg
まぁアイコンがこれなので当然な感じのサイクロプス娘です。
ちなみに新浪娘のエピソードに「新浪は実は日本企業で、日本の右翼と繋がってるんだ!なんて悪い子なんだ!」というネタがあるのですが、これって実際に新浪が被害を受けている悪質なデマの一つをネタにしたものだったんですね。以前WEB版を読んだときは気付きませんでした。

af09.jpg
日々是チナヲチ。 だから「sina」は「支那」じゃないって。
>●「新浪網」の大株主は日本企業らしい。だから「支那」という名前を使っている。
>●日本企業が大株主だから、日本にとって都合の悪いニュースは記事にしない。
>●実にけしからん!
新浪も苦労してるんだなぁ・・・。

af10.jpg
これはtwitterとgoogleとyoutubeのキャラクターたちで、これら海外ネットサービスの目の前に立ちはだかるのは所謂「金盾(Great Firewall)」。(金盾は様々な理由で様々なサイトへのアクセスを遮断している中国の国家的ファイアーウォールです。)
そんなわけで無残に撃ち殺されていく海外ネットサービスたち・・・。
うーむ、中国でこんな漫画が描かれているなんてちょっと意外でした。
「超有病」シリーズは今後も楽しみにしています。

▼「流氓王」もタオバオで通販されています。
タオバオ 【孙渣】《9C娘和她的伙伴们3 流氓王》

スポンサーリンク

4 件のコメント

  • 「流氓王」のは、すごいです。sinaで新浪だったんですね。
    金盾のgreat firewall というのも、万里の長城がgreat wallからでしょうけど。支那というのも、元は普通にchinaとかの意味なんですが。北京の政府(中華人民共和国)も台北の政府(中華民国)も、中華(文明の中心)と呼ばれたいのでしょう。
    私もジャパンとかジャパニーズと呼ばれるより、日出ずる皇国の方が好きなんですが

  • sina.comというのは最初私も少し驚いたのですが、まぁ今さら変えるのも難しいんでしょうね。

  • 中国でも反日デモからくる暴動に被害を受けたニュースが報道されるくらい、日本企業は進出しています
    中国映画[エスケープ・フロム・アマゾン]を見て、この映画に出てくる国際訓練センター?ハンタースクールのモデルarmy international bootcampの動画を見つけると見覚えのあるマークが入ってました。他にも中国らしい画像には、sinaとか新浪の名があるので、広まりすぎて変えられないのでしょう。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.