中国のショートギャグアニメ「十万个冷笑话(shí wàn gè lěng xiàohuà/シーワンガランシャオホア)」
第五話が公開されているようです。毎月1日に公開といいながらも28日には既に公開されてた。
引き続き葫芦兄弟ネタなので、ご存知ない方はこちらから「葫芦兄弟」 中国の名作切り紙アニメ
新しいスポンサーがついたみたい。Suning.comはオンラインショップのようですね。
最近は地上波放送よりもWEB配信の方が利益を出しているような感じがしますがどうなんでしょうか。
そもそも地上波の放送権料はただ同然だという話を聞いたことがあります。確か1分あたり僅か数百元(数千円)で、1話20分程度のアニメだと10万円前後とかそんなレベルだとか。当然とても放送権料で制作費を回収できる額ではなく、日本のようにDVD販売で回収というのも難しいため、地上波向け中国アニメの多くも別途なんらかのスポンサー企業と提携しているようです。(主には子供向けの玩具メーカー)
このブログでも紹介している中国アニメもほとんどそうです。
甜心格格・・・玩具メーカー(人形、キャラクターグッズ)
巴拉拉小魔仙・・・玩具メーカー(魔法のステッキの玩具)
元气星魂・・・玩具メーカー(変形ロボット玩具)
精灵世纪・・・玩具、文具メーカー(キャラクターグッズ、文房具)
缇可・・・玩具メーカー(人形、キャラクターグッズ)
今童王世界・・・子供服メーカー
人気コミックは存在しているにもかかわらず、コミック原作のアニメ作品がなかなか出てこない要因の一つはこういった資金回収方法の制約なのかもしれませんね。
まあ知りませんけど。
肉弾戦では無敵の鋼鉄の肉体を持つ三娃。
本家の「葫芦兄弟」ではとても傲慢な性格で、甲高い高笑いが印象的です。
炎を操る四娃と水を操る五娃。
ヘビ妖怪の大王が探していたのは福禄兄弟を煉丹するための煉丹炉。
7人の兄弟を煉丹すると完成する「长生不死丹(七星丹)」には不老不死の力があると言われているようです。
「不见棺材不落泪不到黄河心不死欲穷千里目更上一层楼呢」
何故か一人だけただならぬ妖気をまとい劇画調で登場する七娃。
セリフもなんだか凄みがありそうだったのでどんな意味か調べてみました。
不见棺材不落泪
不到黄河心不死
欲穷千里目更上一层楼呢
棺おけを見ぬうちは涙を流さぬ
黄河に辿り着かぬうちは死ねぬ
千里の目を窮めんと欲し、更に上る一層の楼
「棺おけを見ぬうちは涙を流さぬ」は最後の最後まで諦めはしないという意味、
「黄河に辿り着かぬうちは死ねぬ」は目的を達成するまでは諦めないという意味、
「千里の目を窮めんと欲し、更に上る一層の楼」は、目標を達成するためには常に前進を続けなければならないという意味のようです。なんかかっこいいな。
この劇画調の絵と相まって、どうしても北斗の拳に出てくるサウザーの「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」が脳裏に浮かんでしまいます(笑
急に香港漫画風。文字も繁体字だし細かいよ!
香港漫画というと私は90年代の香港漫画(濃ゆい劇画調、濃ゆい繁体字、濃ゆいフルカラー)をチラ見した記憶しか無いのですが、最近もこういった作風で続いているのでしょうか。この間twitterで教え頂いた「風雲決」とかがそうなのかな。
CRI Online 香港製アニメ映画『風雲決』が公開
エンディングがペガサス幻想!!アレンジの葫芦娃主題歌。
意外とかっこいいから困ります。葫芦娃の主題歌はなかなか耳に残るいい歌ですね。
というかこの曲自体は以前にビリビリ動画で聞いてたので、どちらかというとそれがここで流れたことに驚きました。一体どういう経緯なんだ・・・。
本当に中国人はどんだけ聖闘士星矢好きなんだよってくらいペガサス幻想はいろんなところで耳にします。
我叫MTのOPもそうだし、啦啦啦德玛西亚の日本語吹替え版とか、ASTRO PLANのOPにも少し混ざってる感じ。
我叫MT
啦啦啦德玛西亚の日本語吹替え版
なんとなく小学生のころに私が生まれて初めて手にした同人誌が聖闘士星矢だったことを思い出してしまいました。習いごとの先生の息子さんが同人誌を書いていて、何の経緯かそれを一冊貰ったんですよね。クロスの分解図や考察が色々書かれていて興味深く読んでました。
第六話