中国の新作アニメ「理想禁区 EVIL OR LIVE」中国語版と日本語版の第1話について

ネット中毒患者の更生施設が舞台となった中国の新作アニメ「理想禁区 EVIL OR LIVE」
中国語版と日本語版の配信が始まっているので違いなんかを少し書いておきます。

▼中国語版「理想禁区」第1話
ビリビリ動画 理想禁区 : 第1话 绝望之地

▼日本語版「EVIL OR LIVE」第1話
ニコニコ動画 「EVIL OR LIVE」1話上映会

 

 

▼とりあえず1話の主要登場人物


ヒビキ(黎响)

以前は陸上部所属の優秀なアスリートだったが、とある出来事がきっかけで重度のネット依存症になってしまったらしい。
母親の意向によってエリート再教育学校にぶち込まれる。シンの犬


シン(孟进)

エリート再教育学校で特別待遇を受けている学生で、ヒビキのご主人様になったお金持ちのボンボン。
なんでも見通したようなそぶりをしているが、ヒビキの底なしのアホさ加減までは見通せていないご様子。


シオリ(罗织)

ヒビキの中学生時代の同級生で、憧れの人。
以前は優等生だったらしいがなぜかこのエリート再教育学校で生徒会長をやっている。


シアン(冼石)

エリート再教育学校の総教官。
漂う校長先生ラブ感。


ジン(金倩倩)

エリート再教育学校の校長先生。巨乳

 

中国語版にはまだ日本語版1話にはないOPが入っています。
日本語版はとりあえず作品の背景を説明するために1話では省略したという感じでしょうか。

 

▼そしてこの旗(日本語版)

いやぁ、この微妙にセンシティブな内容の作品ではなかなかキワドイ表現ですが大丈夫なの?と思っていましたが・・・

 

▼中国語版

あ、やっぱり中国版では存在しないんですね。よかったよかった

 

▼日本語版のテロップ

日本語版を見たときにまず一番違和感を覚えたのは「ゲーム世界にタイムスリップ」というヒビキのセリフじゃないかと思います。
ヒビキは時間のことには触れておらず、ゲームの世界に入り込んだと思い込んでいるのに「タイムスリップ」という言葉を使うのはちょっと変な感じがしますよね。

 

▼中国語版テロップ

これは中国語版では「穿越(通り抜ける)」という言葉で表現されています。
中国では一時期タイムスリップ系のドラマが大ブームになったことがあり、その時にこの「穿越」という言葉が流行語になって「穿越=タイムスリップ」みたいな扱いにはなっているのですが、最近では「穿越世界(世界を飛び越える)」だとか「穿越次元(次元を越える)」といった使われ方もされていて、必ずしもタイムスリップだけを表す言葉ではないようです。
原作コミックでもヒビキの該当のセリフでは「僕はどんな種類の穿越をしたんだ?未来に来たの?ゲームの世界に来たの?」といった感じで、穿越にも種類があることが説明されています。

まあここは日本語にピッタリと対応する言葉が無いので難しいところですね・・・。

 

▼シンとの会話もやや表現の違いがあります

日本語版だと「僕の貞操は渡さないぞ」「人を呼んで痛めつけてやるぞ」なんて比較的やんわりした表現になっていますが、中国語版だと「僕の菊花(菊門)は渡さないぞ」「てめぇの菊花を大出血させてやるぞ」などとよりお下劣な表現になっていますね。

あとはEDテーマも異なっていますが、中国語版と日本語版の違いはまあそんな感じです。

 

まずは絶望感と緊張感が重要な作品だと思うのですが、この唐突なギャグはなかなか厳しいものがありそうです・・・。

 

▼どうせギャグをぶっ込むならこれはちゃんと入れて欲しかった

来自:http://evilorlive.jp/comic.html

このセリフを結構期待しながら1話を見ていたので若干拍子抜け感。

 

 


あと1話は思いの他みんな理性的で穏やかな感じで話が進んでいたので、この先の狂気感を期待させるOPが日本語版の1話にもやっぱりあったほうが良かったんじゃないかと個人的には思います。(この先に狂気があるならですが・・・)
とりあえず期待していた作品なのでまた次も見てみよう。

 

 

 

(おまけ)

▼次回予告

女子生徒「携帯返して!」

 

そういえば最近中国で学校に持ち込まれたスマホが破壊される映像が話題になっていました。
リアル理想禁区感

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