中国のオンラインコミックサイト「騰訊動漫(テンセント)」による第二回アニメ化PVコンテストが開催されています。
今回は第一回とは若干異なり、トーナメント形式での対戦になるようです。
▼過去関連記事
中国WEBアニコミサイト「騰訊動漫」が第二回アニメ化PV祭を開催するようです
まぁ本当は今月初旬から既に始まっていたのですが、テンセントの公式動画サイトは最近地域制限がガチガチに厳しくなっているのでブログに書きにくかったんですよね。
ビリビリ動画でも作品が公開されるようになったので、とりあえず現在までに一次トーナメントを通過したPVを2作品貼っておきます。
▼超游世界
あまり聞いたことがない「上海震雷」というアニメスタジオによるアニメ化PV作品「超游世界」
映像のクオリティが高くて驚きます
近未来のハイテク進撃の巨人といった感じの作品ですね。
原作がそんな感じの作品なら仕方ありませんが、心なしかBGMも進撃っぽいぞ・・・。
マトリックス的な表現もまんますぎるのは悲しい感じがします。
アニメーションのクオリティは高いのでその辺りは少し残念かもしれませんね。
というか今回のPV作品って、以前と違ってガッツリ本編部分を作って対決する内容だったんですね。
確か参加PVの制作資金はテンセントが負担するという話だったはずなので、さすがは世界のトップ企業たるテンセントの資金力が唸っている感が漂います。
▼狐妖小红娘
発表されていた参加作品のなかでは個人的に一番気になっていた「狐妖小红娘」
制作は最近の中国WEBアニメで急に良く見かけるようになった「HAOLINERS」です。
この「HAOLINERS」というのは今までよく知らなかったのですが、どうも「李豪凌(リー・ハオリン)」というアニメ監督によって作られた団体のようです。恐らくHAOLINERS自身は監督業を請け負う団体で、アニメーションの作画などは更に別のアニメスタジオが担当する仕組みになっているんじゃないかと思います。(まだよく分かってない)
こちらも映像のクオリティがめちゃめちゃ高くて度肝を抜かれます
これ、長期WEBアニメ化が実現した後もこのクオリティでやってくれるのだろうか。だとしたら凄いことです
オリジナルのテーマソングまで作られていて、第一回のPVコンテストとは気合の入りようが桁違いですね。
あと緑の狐っ子が可愛すぎてたまりません。
あー見たい!長期作品で見たい!!
▼こちらは今回のPVトーナメント参加スタジオ・企業一覧
見覚えのあるロゴがいくつかありますね。
上の「雨桥动漫(Rainbridge)」は「音楽奇侠」や「偷星九月天」の劇場版PV(?)を制作しているスタジオ。
左の「咕咚」は「妙先生シリーズ」を制作しているスタジオ。
中央の「好传动画」は、「不可能恋愛」や、先日の「THE BLACK PEANUT(黒花生)」を制作しているスタジオ。
下の「烤鸡鸡动画」は言わずと知れた「元気星魂」の鬼畜監督が立ち上げて「超有病」などを制作しているスタジオ。
右下の「LAN STUDIO」はアニメーターのLANさんがつい最近設立したスタジオのようです。LANさんは色々やっている方なので正確には把握していませんが、最近だと確か「那年那兔那些事儿」に関わっていたはずです。
他はあまり見覚えが無いので実績などは詳しくは知りません。
今回の作品のクオリティを見ても、どのスタジオもこのコンテストに全力を出してきている感じがありますよね。
まぁ前回のコンテストで長期アニメ化が決定した「尸兄」はWEBアニメが14億再生を超え、劇場版制作も決まるほどの超人気作となったこともあって、このイベントはアニメスタジオにとってのチャイニーズドリームがかかっているのかもしれませんね。
とにかく今回はどの作品もとっても期待してしまうので、今後のPV作品も楽しみにしたいと思います。
▼テンセント(騰訊動漫)のPVコンテスト開催公式サイトはこちら
腾讯动漫第2届PV大赛
(おまけ)
▼一回戦敗退の作品2作品
烤鸡鸡动画による「狮子悬山」
谛听文化による「死亡回放」
「死亡回放」はトーナメントでは敗退したものの、なぜかビリビリ動画では一番再生回数が多いです。
アニメーションの質自体は他と比べても高くないと思いますが、もしかすると原作人気の高さによるものなのかも。
▼ちなみにこちらは現在までのトーナメント状況
1回戦は開催されていることを知っている人が少なかったようで、2回戦より大幅に票数が少なかったようですね。
敗者復活戦も予定されているようなので、「死亡回放」とかはもしかすると復活してくるかもしれません。
「狐妖小红娘」の作画スタッフは、「雛蜂」と同じ韓国のあるアニメーシオン製作会社と思います。
なんと、そうなんですか。
というか雛蜂は韓国の制作会社が関わっていたのですか。なるほど
あれはHaolinersの韓国支部だから、韓国の製作会社だと言えるかどうか。