中国とフランスの合作アニメ「中华小子」

d11.jpg中法合作アニメ「中华小子(zhōnghuá xiǎozi/チョンホアシャオズ)」。中华は中華の簡体字なので「中華の子供達」みたいな意味です。
欧米タイトルは「Shaolin Wuzang」。
2007年製作で、制作会社は上海今日动画影视文化有限公司(上海ファンタジアアニメーション)とフランスのLes Cartooneurs Associés。

 

 

 

 

中国初の外国企業出資の合作アニメ作品であり、世界34ヶ国で放送・販売され国際市場向けアニメとして成功を収めた異例の作品のようです。まぁ合作というか下請けというか・・・。
日本ではあまり知名度が無いようですが、見た目がちょっと日本人には受けないのかもしれませんね。
絵の作りからしても欧米アニメの雰囲気ですけど一応このブログ的には中国アニメにしておきます。舞台中国だし

物語の舞台は17世紀の中国。1000年間封印されていた悪魔「黑狐王(hēi hú wáng/ヘイフーワン)」の復活により再び人々が恐怖に脅かされるようになってしまったため、少林寺の住職・三蔵が1000年前に黑狐王を倒した三人の英雄の生まれ変わりを見つけ出すが、その三人はまだ幼い子供達だったというお話。

主人公の三人の名前はそれぞれ「唐小龙(táng xiǎolóng/タン・シャオロン)」「陈小虎(chén xiǎohǔ/チェン・シャオフー)」「花小兰(huā xiǎolán/ホア・シャオラン)」です。

 

g12.jpg
中国でもかなり人気がある作品のようですね。
静止画だけ見てもなかなか気づきませんが、動いてる小兰を見ると何故かすごく可愛く見えてくるので驚きます。まあ欧米のアニメって大体そういうところありますよね。

 

g11.jpg
もうオープニングのこの凛々しい小兰の表情すら可愛い。
神秘的なアジアをイメージさせるようなオープニング曲もいい感じです。中国版と欧米版で微妙にアレンジが違うみたい。

 

d12.jpg
見慣れない発行許可証の「广外合」は海外との合同作品につけられる許可証のようです。
微妙な話ですが中国中央と香港企業との合作アニメ作品「神兵小将」でもこの許可証がつけられています。

 


欧米版「Shaolin Wuzang」のトレイラームービー

「中华小子」は下記の動画配信サイトで視聴できます。(字幕がありませんが・・・)
CNTVの「中华小子」配信サイト

 

ちなみに欧米タイトル「Shaolin Wuzang」の意味は「少林武藏」としているサイトと「少林武僧」としているサイトがあってどちらが正しいのかよくわかりません。
「少林武藏」は漢字だけ読むと「少林の秘められた武力」みたいにぴったりな意味にも思えますが、その場合の読みは「shàolín wǔcáng」でちょっと発音が違うんですよね。「藏」を「zàng」と読む場合はチベット(西藏)のことを表すようです。
本編では「武僧(wǔsēng/ウーサン)」という単語が度々出てくるので、恐らく「少林武僧」のほうが正しいんじゃないかと思います。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.