中国共産党機関紙こと人民日報が、なんと人気武侠アニメ「画江湖之不良人」で全人代(全国両会)で取り扱ったテーマの解説をしていたのでちょっとメモ書き。
作品が作品だけになんだか凄い。
▼漫解両会(AI編) ※人民日報の動画ページに飛びます
两会(両会)というのは全国人民代表大会(全人代)と全国人民政治協商会議の二つの会議を表す言葉だそうです。
「漫解」とあるように、日本ではよくある所謂「漫画(アニメ)で解説シリーズ」みたいなものですね。
中国でも昨今はアニメ好きの若者にアピールするためにアニメキャラを活用することが多くなっていますが、しかしそれを人民日報が、しかも「画江湖之不良人」のキャラでやってしまうとは・・・。
一つ目の「脱貧困」については最近の中国の大きな政治テーマの一つで、官民一体となって貧困を無くす取り組みを行っていることをアピールする内容となっています。
ちなみにこのキャラクターは「画江湖之不良人」の主人公「李星云」。
こちらはヒロインの「陆林轩」
本編では当初から調子こいていたところを、僅か4話目で顔面アザだらけ・鼻血ブーになるまで師匠にボッコボコにされた異色のヒロインです(笑)
▼本編の「陆林轩」
ちなみに「画江湖之不良人」は黒白無常という変態兄妹の存在が人気の起爆剤となった作品で、今では青年向けの中国WEBアニメとしてはトップクラスの人気を誇るシリーズ作品となっています。
▼黒白無常
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公式も自ら18禁を名乗るようなエロ有り・ヴァイオレンス有り・変態有りの作品で、とても中国政府が推奨するような作品ではなかった「画江湖之不良人」の主人公が、まさか政府機関紙によって全人代解説キャラクターに起用されるとは・・・。
配信開始当初から打ち切られるんじゃないかとかヒヤヒヤしていたのは何だったんだ。
AI編の漫解両会では微軟小冰(アイス)も紹介されていますね。
AI活用も今後は中国の大きなテーマになっていくようです。
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