以前書いた中国高速鉄道擬人化イラスト集「天朝鉄道少女」についての小ネタを書いておきます。
(小ネタその1)
中国高速鉄道CRH6の萌え擬人化キャラ「祁芸萱(qí yún xuān/チーユンシュエン)」
CRH6は中国の鉄道会社・南車集団が運行する中国高速鉄道車両です。
どうも中国鉄道車両の萌え擬人化というのは以前から少しずつ進んでいたようなので、
以前の活動を少し眺めていたらこの祁芸萱と南車集団に関して驚いた画像が・・・
↓↓↓
来自:http://www.hexieshe.com/640487/
なんと、今年の3月にその南車集団に対してCRH6の萌え擬人化キャラ(祁芸萱)のイラストを贈呈していたようです。
左の人は決してそこらの工員のおばちゃんではなく、南車車両の設計製造を行っている企業の党委副書記らしい。
※あまり詳しくないのですが、党委というのは企業のトップのさらに上に位置し、国有企業や主要企業などに対し国の政策方針を指導する超偉い人だそうです
ひぃぃ、そんなのありなのか。
来自:http://www.hexieshe.com/640487/
このイラストはどこかに飾られているのだろうか・・・。
まぁ公認とは言わないまでも、政府黙認といったところでしょうか(笑
数年後には萌えキャラが車両紹介するような南車集団プロモーションムービーなんかが制作されることをちょっぴり期待してしまいます。
まぁそんなことありえないことだと以前なら思っていましたが、今じゃCCTV(中国国営中央テレビ局)ですらこんな萌えキャラをマスコットにして、萌えアニメ特番制作や萌えアニメイベント企画をしちゃうご時勢ですからね!
CCTVアニメチャンネルマスコットの「新科娘」
・・・あれ?ところでこのイベントパンフレットを見て今気付きましたが、以前に「社会安定のため北京の大型アニメイベントを中止」としてニュースになっていたイベントって、この次元愛イベントのことじゃないか!
時事ドットコム 大型イベント中止を通知=「社会安定」理由-中国
>12月7日に北京のオリンピックスポーツセンターで開催予定だったアニメ漫画展が延期となった
>アニメ漫画展を主催した国営中央テレビ
新科娘も苦労してるんだなぁ・・・。
(小ネタその2)
前回のエントリーを書いたときに、「技術関与したドイツやフランス企業の扱いはどうなってるの?」と気になっている方がいたようなので、その辺りのことを書いておきます。
来自:weibo @西园寺铃
で、こちらがドイツ・シーメンスが技術関与したCRH3シリーズの西园寺铃(CRH380B)、西园寺舞(CRH380C)。
シーメンスは中国語表記では「西门子(xīménzǐ/シーメンズ)」なのですが、まぁ苗字が西园寺(西園寺)になっているのは「西园寺(xī yuán sì/シーユエンス)」で発音が近いのと、字面がこちらのほうがかっこいいからとかそんな理由じゃないかと思います。
西园寺姉妹。
来自:weibo @西园寺铃
こちらはフランス・アルストムが技術関与したCRH5の「夏洛特·阿尔斯通(Charlotte Alstom)」と韓国KTX-1の「塞西莉娅·阿尔斯通(Cecilia Alstom)」。
読みは「阿尔斯通(ā ěr sī tōng/アーストン)」で阿尔斯通姉妹という設定になっているようです。
来自:weibo @西园寺铃
カナダのボンバルディアグループが技術関与したCRH1Bの「梅丽莎·庞巴迪(Melissa Bombardier)」と、CRH380Dの「玛丽亚·庞巴迪(Maria Bombardier)」。庞巴迪姉妹。
ボンバルディアは親会社がカナダにあり、鉄道関連子会社の本社がドイツにあるようで、カナダ企業として扱われたりドイツ企業として扱われたりマチマチなようです。
ボンバルディアは日本では飛行機メーカーとしか知られていないですが鉄道もですか。シーメンスも造船でしか知らなかったので意外です。
確かに三菱とか川崎ならバイクや船とか[なんでもアリ]な会社ですし。韓国の現代グループみたいな存在かもしれません
やはり重工業となると設備とノウハウのある僅かな大企業が色々と手がけるものなんでしょうね。
こんなキャラを設定するよりも品質に磨きをかけろや、チャイニーズ(呆)