歌とダンスで戦う中国の特撮ミュージカル魔法少女ドラマ「舞法天女」 1話2話

中国の特撮ミュージカル魔法少女ドラマ「舞法天女（wǔ fǎ tiān nǚ／ウーファーティエンニュー）」。
だいぶ書くタイミングを逃してしまった感じですが、書くなら今しかない気がするので書いておきます。

※どうも埋め込みプレイヤーだと5分までしか視聴できないようです。リンク先に飛べばたぶん見えると思います。
▼ 「舞法天女」第1話

▼ 「舞法天女」第2話

ピンクの魔法少女「安真真」「真真（zhēnzhēn／チェンチェン）」
魔法少女たちは3人の聖女にそれぞれ力を与えられているようで、真真は勇気の聖女によって天女に選ばれたようです。
子役の子はオーストラリア出身のようですね。

グリーンの魔法少女「林佳善」「小善（xiǎo shàn／シャオシャン）」。
慈愛の聖女によって天女に選ばれた少女。
学校の優等生。

パープルの魔法少女「陈美瑰」「美瑰（měi guī／メイグイ）」
知性の聖女によって天女に選ばれた少女。
プライド高い系女子。

こちらは悪の軍団カオス魔王軍。
中国魔法少女特撮界において、悪役といえば暗黒ビジュアル系はもはや定番。
人間界に存在するらしい「朵法拉（ドファラ）」というアイテムを探しているようです。

▼若干設定が違うところがありますがキャラ紹介とあらすじはコミック版の記事参照で

とっても気になる中国の新作魔法少女ドラマ「舞法天女」先行コミック版が連載開始！

▼第1話

物語は小善が通う学校に真真が転校してくるところから始まります。
早速時間停止といった大技を炸裂させる真真。

真真はクラスでも注目を集めるおしゃれな帰国子女といった扱いみたいですね。
何気にめちゃめちゃ可愛いですね。

中国版仮面ライダーこと「鎧甲勇士」。
制作会社が同じ（HEROBOX）なのでさりげなくもない露骨な宣伝（笑）

友達「今朝はなんで突然踊りだしたの？」
真真「だってリズムを感じない日々なんて人生の無駄使いでしょ」
真真役の子は表情の変化もすごく面白くていいですね。
表情見てるだけでも楽しいぞ

先生に好かれる優等生小善。
知らなかった・・・、中国の挙手ってロシアとかと同じスペシウム方式挙手なんですね。（正確にはメタリウム？）
共産圏繋がりとかが関係してるんでしょうか？

真真のパパはコミック版とは少し違って教師をやっているようです。
「妻と子供も満足に養えないなんてダメな男ねぇ」なんて心の中で呟くおばさんの心を読みとって反論する真真。
そんな能力もあったのか。

夜道で魔王軍のモンスターに遭遇して早速踊る我らが天女・真真。
お約束的にポカーンと待ってくれるモンスターがシュールです。

小技のダンスがあまり効かなかったので、ダンスステージを召還しての大技を繰り出そうとする真真。
この歌とダンスは結構楽しくて好きです。
そして長々とダンスで練りに練った魔法力で技を繰り出そうとするのですが・・・

真真「あれ、敵はどこにいったの？」

踊ってる間に敵が逃げた！？
第1話にしてまさかのお約束破り（笑）
衝撃的です

「はっはっは、してやったぜ！！」
と言わんばかりにブレイクダンスで勝ち誇る魔王軍のお兄さん。
何これ面白い。

▼第2話

真真「昨日ね、敵を退治しようとしたのに逃げられちゃったの」
雅娜「それは相手の心を理解していなかったからよ」
雅娜「相手の心の中にある不満を理解し、その心を満たしてあげないとダメなの」
真真「えー、先に言ってよ」

1話で敵に逃げられたことには一応理由があったようです。
相手に合わせて心を満たすようなダンスを踊らないといけないということなのか。深いぞ舞法天女

こちらは慈愛の聖女の「伊丝」お姉さん。
60日以内に体内に「朵法拉（ドファラ）」を持つクラスメイトの男の子「藍天」を覚醒させないといけないようです。

小善のママはどうも真真のママと知り合いみたいで、赤ん坊の頃の真真を知っているようです。
「オムツ替えてあげたこともあるのよ」なんて微妙な話をされて苦笑いの真真。

そしてまさかのプリキュア乱入
しかも日本語だぞ

昨日の熊がまた現れたのでリベンジダンスの真真。
緊迫したシーンですがとりあえずひと踊りかましておかないと小技すら出せません。
そして踊る真真を倒れたままガン見し続ける藍天君（笑）
相手の心の闇を理解するところまでは出来た真真ですが、魔王軍のブレイクダンスに妨害されてしまう

そこに助けに来たのはマスクド小善！
どうも小善は先輩魔法少女として真真にも正体を隠して見守っていくという役割があるみたいですね。
そんなわけでマスクド小善の協力でなんとか敵を退けることが出来て2話はおしまい。
面白い、面白いぞ舞法天女！
ちなみに舞法天女は中国のネット上でも一時期かなりの話題になりました
話題になった理由は色々と上の流れからもお察しくださいですが、まあ一番大きな理由はやっぱり技を出す前のダンスの間がシュールすぎるというところかと思います。

▼様々な舞法天女ネタ動画が作られました

▼踊ってみた動画とかも

ネタで話題になったからなのか素の実力なのかは分かりませんが、
動画サイトでも2.5億再生・評価9.7とかなりの好成績。
まあシュールさは確かにありますが、真真の表情の変化が楽しかったり、家のなかで光が差す映像が美しかったりと見ていて楽しい作品であるのは間違いないのでこの評価も当然かもしれません。
そして歌とダンスで戦う特撮魔法少女というと、最近日本でも「ミラクルちゅーんず！」という特撮ドラマが発表されたようです。