2010年制作の中国アニメ「音乐奇侠(SUPERBAND)」
最近は最新アニメのことばかり書いていたので、たまには古いアニメ(といっても2010年ですが)のことも書いておこう。
このアニメは3人の若者と1体のロボットで構成される世界的に有名な人気バンド「音乐奇侠」のメンバー達が、スーパーヒーローに変身して悪と戦うといったストーリーの作品。敵は世界各地で暗躍するロボット軍団のようです。
なんとなくバンドのメンバーが戦うということで超時空その7的な何かを感じてしまいますが、敵との戦闘自体は比較的肉弾戦の実力行使。エピソードのところどころで歌を通じて世界中の人々と交流したり、たまにロボット軍団とも仲良くなったりするようです。
▼この作品は公式ネット配信はされていないようなのでDVDを探して購入してみました。
13枚組DVDBOX。相変わらず箱がデカイ。
正直なところこの作品はアニメーションの質もそれほど高くなく、特に面白そうだとは感じませんでした。それじゃなんでDVDまで買ったのかというと、この作品は音楽がテーマになってるだけあってか歌がとっても素敵なんですよね。
▼「音乐奇侠」エンディングテーマ曲「星之小乐曲」
このエンディング曲にハマってしまったがためにDVDを買ったようなものです。
てっきりこのフルバージョン動画が映像特典にでもなってるのかと思いましたが収録はされていませんでした。
どこから来ている動画なんだろうこれは・・・。
▼「音乐奇侠」エンディングテーマ曲その2「把你抱回家」
この曲も楽しくて好きです。
▼「音乐奇侠」オープニングテーマ曲「音乐乐园」
このオープニング曲も何度も聴いているとクセになってくる感じ
▼こちらは緑髪ヒロインの南宮燕(nángōng yàn/ナンゴンイェン)
普段はなかなか可愛いヒロインの南宮燕
顔芸が凄い(笑
1000tハンマーとかネタも懐かしいぞ。
▼バトルスーツに変身して悪と戦う主人公達
路上ライブ中に敵が襲撃してきたので、「みんな変身だ!」の掛け声と共にバトルスーツ姿に変身するのはいいのですが・・・
こいつ何も変わってねぇ!!
元からロボットなので変身する必要はないのに、一応みんなに合わせてポーズだけとってるロボットメンバーの玄武十二。
このアニメはこういうギャグ要素をしれっと入れてくるので意外と楽しい。
玄武十二「私の好きなものは・・・充電です」
いつも誠実で頼りになる玄武十二。
とてもいいキャラクターです。
▼「音乐奇侠」の戦闘は変形合体ロボ
歌じゃないなら何で戦うのかというと、最終的にはそれぞれのメンバーが乗っているバイク型マシーンを合体させた大型ロボで戦います。
ゴチャゴチャ感が凄いのですが、何よりも操縦者の頭や手足が剥き出しというのが凄い。
当然このロボットは商品化を意識したもので、玩具が売られていたようです。
日本でも玩具関係のイベントで出回っていたみたい(やっぱり頭の部分気になりますよねw)
[MARIONETTE-MIND] スーフェス56の収穫(音楽奇侠のバイクロボとか)
▼1話目の作画は結構いい感じ
第1話のアニメーションは「おぉ!」と感じるところも。
ただし2話以降は毎日がヤシガニ日和な感じです。
まぁこんなものだと慣れれば問題無い程度ですけどね。
▼何故か極貧生活中の主人公達
ご馳走を前によだれを垂らしながら目を輝かせる、世界を守る我らがヒーロー
中盤に差し掛かったあたりで活動資金が底を尽き、その日の食べ物にも困る極貧生活が始まる主人公一行。
一応世界的に大人気のバンドという設定なのですが、道端で全然関係ない大道芸を披露して日銭を稼いだり、道端に実ってる怪しい果物を見て「これ食べられるかなぁ?」なんて呟いていて悲壮感が漂います。
いやぁ、世の中お金が無いと何も始まらないという現実を教えてくれる素晴らしいアニメですね
夢や希望だけじゃ世界は救えないのだ!!
そんなわけで、本編はあまり期待していなかったのですがちゃんと見てみると意外と面白い作品です。
なかなか予想がつかない展開で続きが気になっちゃう感じ。
(おまけ)
「天元斗士」という続編作品が作られていたようです。
緑髪だった南宮燕がなぜか金髪に・・・。
「天元斗士」は3Dアニメがメインになっているようで、2Dアニメパートは僅かしかないようです。
そして3Dアニメ部分は急激にトランスフォーマー要素が強くなっています。(音乐奇侠も敵ロボット軍団のノリがビーストウォーズっぽいところはありましたが)
個人的には南宮燕が好きだったので色々とちょっと残念
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